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追加同期情報

ドキュメント内 Pro Tools | SYNC HD Guide (ページ 139-143)

ビデオと VITC 信号

ブラック・バーストとハウス・ビデオ・リファレンス ブラック・バースト信号は、基本的に「位置のない」

ビデオ信号です。他の「共有の」ビデオ信号と同じ様に、

バッファーと分配が正しく行われたソース(ビデオ分 配増幅器やチェーン内の別の機器のハウス・ビデオ・

リファレンス/ブラック・バースト出力など)からビデ オ信号を受信するようにしなければなりません。

ハウス・ビデオ・リファレンス(ブラック・バー スト)の代わりにビデオへ同期する

SYNC HDをハウス同期でなくビデオ信号へ同期さ

せる理由はいくつかあります。

ハウス・ビデオ・リファレンスが使用できないとき

Pro Tools(または他の機器)をビデオへに同期する

とき、かつ以下のいずれかの場合はビデオ信号へ同期 します。

• ハウス・ビデオ・リファレンスがない。または

• ハウス・ビデオ・リファレンス入力と同期機能のな い機材(民生クラスのVCRやコンピュータ・ベー

スの入門レベルの編集システムなど)を使用している。

単純なセットアップ12台 のVTRPro Tools

SYNC HDを使った小規模のセッティングでは、クロ

ック・リファレンスとしてビデオ信号が十分に使用で きる場合が多いです。この場合は、クロック・リファ レンスとしてビデオ信号を使用して正しい同期を得る ことができます。

VITCをクロック・リファレンスに使用できない 理由

VITC自体は、クロック情報をタイムコード情報の一 部として直接提供せず、位置情報のみを提供します。

しかし、VITCは常にビデオ信号に埋め込まれている ため、[Video In(またはスタジオがハウス・ビデオ・

リファレンスを使用している場合は[Video Ref)を

クロック・リファレンスとして選択することにより、

そのビデオ信号をクロック・リファレンスとして使用 することができます。

VITCタイミング・ルール

VITCを生成または再生成する際には、以下のルール が適用されます。

再生成されるか生成されるかに関係なく、挿入され るVITCはモノトニックでなければなりません。

モノトニックとは、フレーム・アドレスの繰り返しや 飛びがなく、VITCが滑らかに昇順または降順になっ ていることをいいます。モノトニックにするには、外部 ポジショナル・リファレンス(再生成中)またはク ロック・ソース(ジェネレータ・プリセット・モード の場合)が、VITCが挿入されるビデオ信号と同期し ている必要があります。

VITCタイミング・ルールの例

たとえば、3/4インチのUマチックVTRからのポジ

ショナル・リファレンスとしてLTCを使用している

場合、そのVTRSYNC HDに適用しているビデオ

信号 を参照しなけ ればな りません。別の 例として、

ジェネレータ・プリセット・モード(ポジショナル・

リファレンス = 生成)の場合、内部のクロック・リファ レ ン ス を 選 択 す る べ き で は あ り ま せ ん。こ れ は、

SYNC HDの内部クリスタルが供給されるビデオ信

号と非同期で動作することにより、フレーム・アドレ スの繰り返しや飛びが生じるためです。

LTC 信号

LTCはアナログのオーディオ信号であるため、テープ のドロップアウト(テープの劣化)や、LTCソースと LTC入力間のレベルの不一致の影響を受けることが あります。 SYNC HDのフリーホイール機能により、

比較的軽度のタイムコードのドロップアウトを補正す ることができます。しかし、重度のドロップアウトの 場合、正確な同期を維持することができないこともあ ります。

LTCをクロック・リファレンスとして使用しようとす る場合(LTCをポジショナル・リファレンスとしても 使用しているかどうかに関係なく)、LTCができるだ

け高レベルで乱れなく録音されていること、および

1/80フレーム以上の長さのドロップアウトがないこ とを確認する必要があります。

SYNC HDは、最 低-12dBu(で き れ ば0dBuから

+3dBu)のLTC信号が供給される場合に、最も正確

にLTCを読み込みます。

LTCサーボ・ゲイン

SYNC HDのフロントパネルおよびPro Toolsのセッ

ション設定ウィンドウから、SYNC HDLTC入力

のサーボ・ゲインを調節することができます。詳しくは、

「サーボ・ゲイン」(126ページ)をご参照ください。

アナログ・マシンの使い方

24トラックのアナログ・テープデッキで、トラック24

にリファレンス・レベル-10dBu(またはそれよりも

低い)タイムコードを録音し、トラック23を「保護」

トラックとして空のままにしておくのは、よい習慣です。

この方法により、タイムコード・トラックと隣接する オーディオ・トラックとの間でクロストーク(信号漏れ)

が「重なり合う」のを防ぐことができます。タイム コード(音程の方形波を変化させる中間周波数)は隣 接するトラックからのクロストークに非常に敏感に反 応するため、可聴タイムコードがオーディオ・トラッ クに漏れないようにします。

ATRがシンクロナイザーによってコントロールされ ている場合は、シンクロナイザーとSYNC HDの両方

が同じリファレンス・ソース(ビデオ・ブラック・バー スト・ジェネレーターなど)へロックしていなければ なりません。

LTC/VITC 自動切替

LTC/VITC自動切替により、SYNC HD2つの(タイ

ムコード)ソースのいずれかを自動的に選択します。

LTCおよびVITCは、どちらも便利で独特な機能を有 しています。たとえば、一時停止しているビデオテー プからはLTCを読み取ることができません。した がって、LTCのみを使用すると、テープが一時停止し ているときにPro Toolsを使用してリージョンの自動 スポ ッティングを行うこ とはで きません。しかし、

VITCは画像が表示されている限り読み取れるため、

VTRが一時停止しているときにポジショナル・リファ レンスとして使用することができます。一方、早回し 速度ではVITCを読み取ることができません(放送品 質のVTRを除く)。LTCは、ATRまたはVTRの高

性能周波数特性内にその信号があれば、早回し速度で も読み取りが可能です。

LTC/VITC自動切替の例

高速検索およびキュー中、またはVITCを読みとる

にはテープ速度が速過ぎる場合、SYNC HDはポジ

ショナル・リファレンスをLTCに切り替えます。

LTCが停止または使用不可能な場合、SYNC HD

はVITCに切り替えます。これには、たとえばテープ が一時停止または停止した場合が含まれます。

LTC および VITC のどちらも使用可能な場合、

SYNC HDは、再生速度に基づき、どちらかを選択し

ます。通常の再生速度の約75%の速度が、どちらが選

ばれるかを決定する点になります。再生速度の75%を越

えるとLTCが選択され、75%を下回るとVITCが選

択されます。

ドロップアウトが発生したときは、SYNC HDは、逆の

ソースに切り替える前にフリーホイールの期間が終了 するまで待機します。どのソースも使用可能でない

場合、SYNC HDはタイムコードの読み取りを停止し

ます。

デジタル・クロック信号の種類

リファレンス・クロック信号は、デジタル録音システ ムの一部です。これが必要なのは、デジタル・オーディ オ情報が組み合わさったり機器間を通過したりしたと きに、再生するサンプルと録音するサンプルの位置合 わせを行わなければならないからです。場合によって は(AES/EBUま た はS/PDIFデ ジ タ ル・イン タ ー フェースを使用する場合など)、クロック信号はデータ・

ストリーム自体に埋め込まれます。また、S/PDIFのよ

うに、クロック信号がデジタル・オーディオ・サンプル・

データとはまったく別の信号として伝達される場合も あります。

SYNC HDは、AES/EBUとワードクロックへ同期で きます。

AES/EBU

業 務 用 デ ジ タ ル・オ ー デ ィ オ 製 品 に よ っ て は、

AES/EBU「ナル・クロック」(クロック情報のみを含み、

オーディオ情報を含まないAES/EBUデータ・スト

リーム)をシステム・クロック・リファレンス・ソー スとして使用するものもあります。これらのシステ ムは、ハウス同期がビデオ機器全体に伝達されるのと 同様、デジタル・オーディオ機器全体に伝達される単

一のAES/EBUマスター・クロック・ソースに依存し

ます。 SYNC HDをこのようなシステムに接続してい

る場合、すべてのシステム・コンポーネントが同一の タ イ ム ベ ー ス に 参 照 さ れ る よ う、S Y N C H D

AES/EBU入力をクロック・リファレンス接続として

使用します。(AES/EBUクロックは176.4kHzおよ

び192kHzのサンプルレートに対応していません。)

場合によっては(SYNC HDをデジタル・オーディオ・

ワークステーションなしでスタンドアロンのクロック・

レゾルバまたはタイムコード・ジェネレーターとして 使用する場合など)、DATマシン(または同様の機器)

をAES/EBUナル・クロックのソースとして使用し、

システムをこのリファレンス・ソースに追従させたい 場合があります。この場合、AES/EBUデータ・スト

リーム内のオーディオ・サンプル・データが取り除かれ、

クロック情報のみが使用されます。

ワードクロック

多くの業務用デジタル・オーディオ製品—オープン

リールのマルチトラック・テープ・レコーダー、デジ タル・ミキシング・コンソール、Tascam DA-88モジュ

ラー・デジタル・マルチトラック・レコーダーを含む

—には、ワードクロック(1xサンプルレート)コネ

クターがあります。

ワードクロックは、DA-88(と他のワードクロック互 換機器)が、結果として再生と録音の速度をコントロー ルする、サンプルレートをコントロールする外部ク ロック情報を送受信することを可能にします。

ワードクロックだけを使用し、1つのソースをワード

クロック・マスターに選び、他のソースをワードク ロック・スレーブとして設定し、スタジオでデジタル 機器の「チェーン」を作成することができます。

バイフェイズ / タコ

バイフェイズおよびタコは、磁気装置、163570mm

プロジェクター、フラットベッド編集システム、その 他の種類のモーター駆動フィルム装置で使用されます。

バイフェイズ(直角位相同期と呼ばれることもあります)

とタコ情報は、類似していますが明らかに異なるもの です。

バイフェイズバイフェイズ信号は、2つの方形波から

構成されています。方形波は機器のトランスポート機 構により直接生成され、お互いに90°異相になってい

ます。バイフェイズ生成機器は、再生すると同時に、

いかなる速度においても(停止/一時停止を含む)、

SYNC HDがクロック・リファレンスとして使用でき

る安定した方形波を出力することができます。

SYNC HDは、2つの方形波の位相関係を使用し、機器

の方向(早送りまたは巻き戻し)を決定します。しかし、

これはSYNC HDがバイフェイズ信号をポジショナル・

リファレンスとして使用している場合にのみ該当し ます。

タコタコ信号は、バイフェイズの変形です。タコの2

つの信号は、1つは方向インジケーターとしてのみ使 用され、もう1つはベロシティー(速度インジケー ター)として使用されます。クロック・リファレンス としてタコへ同期するときは、SYNC HDはこの速度

信号を使用します。

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